2010-04-12

食糧問題解決の可能性

日本人の腸だけに存在?:海藻を消化する細菌

http://wiredvision.jp/news/201004/2010040923.html

一部の日本人の腸には、海草類に含まれる炭水化物(セルロース?)を分解する酵素があるそうだ。
ただし、次の記述を読む限りでは、これは先天的な特性ではなく、食べるものによって後天的に獲得することができるらしい。つまり、日本人に固有の性質ではないということで、世界中の誰もが後天的に獲得できる可能性があるということ。
Czjzek氏は語る。「昔は海藻は殺菌されていなかった。現代では海藻は、火を使って準備され料理されるので、こういった移転が起こる可能性はかなり 低い
確かに昆布巻きもヒジキも煮てしまうし、出汁昆布も一度煮立てる。乾燥ワカメに細菌が生きている可能性は限りなく低いし、最近売っている海苔は焼き海苔ばかりで、そこに細菌が生きている可能性はなかろう。

だが例外はあるもので、思いつく限りで3つの可能性はあった。1つは出汁昆布。出汁昆布は煮て殺菌してしまうと大事な旨味が逃げてしまうから煮ていないはずだし、昆布にはたいてい「汚れていたら拭いてから使え」とあるとおり、洗ってもいないはずだ。

次は、塩蔵ワカメ。ワカメは火を通すと色が鮮やかな緑色になるが、言い換えると未加熱の状態で流通しているということだ。海水中で生存している細菌なら、塩分には強い可能性はある。

終いが海苔。最近でこそ海苔と言えば焼き海苔ばかり(佃煮海苔はさすがに煮てしまっているので除外)。それでもなお一部では干しのりがまだ入手可能だ。干しのりは簡単に見分けられる。明かりにかざしてみて、真緑なら焼き海苔だが、干し海苔なら紫がかった部分があるはずだ。

干し海苔は今でこそマイナーだが、昆布とワカメはまだまだポピュラーだから、Czjzek氏が日本に来ることがあれば、僕と同じことに気付くかも知れない。

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